【三条市】雪中の暮らし。企画展「よみがえる吉ヶ平」が下田郷資料館で展示されています。
2025年1月に下田郷資料館で企画展「よみがえる吉ヶ平」を展示していました。資料館は飯田のウェルネスしただ内にあり、午前9時~午後4時30分まで開館しています。入館料は無料です。 館内の案内によると、吉ヶ平といえば雪で、積雪量の多い事では、県内の豪雪地帯として全国に知られる魚沼地方に匹敵するか、それを超えるほどの積雪量があったとのことです。積雪量の最も多い「三八豪雪」と言われた昭和38(1963)年の積雪最高時は、2月1日の記録で、9.2mになりました。この年は5月17日にようやく雪が消えています。右の写真は昭和43年に撮影された、吉ヶ平雪の民家です。 雪中の暮らしで使われていた、民具についての紹介があります。右の案内板には輪番制の雪下ろしや、除雪の暇をみての兎狩りなど、冬季の人々の生活について書いてあります。雪に閉じ込められた生活の中では医者に診てもらうことができない為、病気にならないように気を配る必要がありました。大きいヘラのような見た目のコシキ、藁沓(わらぐつ)や、かんじきが展示されていました。民具には製作者や使用者によって、一つ一つにドラマがあります。これらの民具が活躍していた時代を想像してみるのも良いですね。
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